2010年12月6日月曜日

37年前に盗まれたドガの油絵発見、フランスに返還へ

ニューヨーク(CNN) 米司法当局は2日、フランス北西部ノルマンディー地方の美術館から1973年に盗まれて行方が分からなくなっていた19世紀の同国の著名な印象派画家エドガー・ドガの油絵が発見され、フランスに返還されることになったと発表した。

ニューヨーク市東部管轄の司法当局によると、「Blanchisseuses souffrant des dent (Laundry Women with Toothache)」と題された作品は、今年10月に競売商サザビーズの出品目録に出るまで所在が不明だった。

国際刑事警察機構(インターポール)と協力し捜査していた米税関当局によると、作品は仏の美術品収集家が父親からのプレゼントとして保有していた。ノルマンディー地方のルアーブルにあるマルロー美術館からの盗品とは知らなかったという。

仏政府はこの作品を国家の文化遺産の1つとし、マルロー美術館には展示のため貸し出していた。サザビーズの広報担当者によると、出品目録への記載に当たって作品が盗まれたものであることを示す形跡は一切なく、同社の紛失美術品などのデータベースにも記録されていなかった。

サザビーズとフランスの美術品収集家は長年の付き合いがあるという。米司法当局によると、美術品収集家は作品の返還に伴い賠償を求める方針。作品は約15.9センチ、約21.6センチ大で、1870年から72年の間に描かれた。サザビーズは目録での評価額を35万~45万米ドルとしていた。ドガは1870年代に幾つかの有名作品を生み出していた。

by n.o
格安 タガログ語 翻訳
格安 カンボジア語 翻訳
格安 マレー語 翻訳

0 件のコメント:

コメントを投稿