2011年4月11日月曜日

米ユナイテッド航空が羽田就航を模索、運休中のデルタ航空は反論

[ワシントン 7日 ロイター]

 米ユナイテッド航空の親会社ユナイテッド・コンチネンタル・ホールディングスは、東日本大地震を受け、デルタ航空が運航を見合わせている羽田空港への就航を模索している。
 ユナイテッドの動きは、震災と原発事故を受けて減少した日本への渡航が再び増える可能性に対する航空業界の自信の表れともとれる。
 ユナイテッドはコンチネンタル航空との統合を進めている。
 ユナイテッドは先週、米運輸省に対し、デルタ航空が羽田便を再開しない場合に羽田への就航権を自社に認めることの検討を求めた。
 これに対し、デルタ航空は、羽田便の運航を断念していないと表明。現在の運航見合わせは米国の規則に沿ったもので、ユナイテッド側の要請は不当で、デルタが運航見合わせの判断をするに至った重要な事実を見落としている、と反論した。
 ダールマン・ローズのアナリスト、ヘレン・ベッカー氏は「阪神淡路大震災(1995年)のときを考えれば、市場は2カ月後に回復すると思う。航空会社の大半は同様の回復を期待している」と指摘。また、搭乗客数は地震発生後の数日間で大幅に落ち込んでからは上向いているとし、今年下半期には力強く回復する、との見通しを示した。
 ユナイテッド航空およびコンチネンタル航空、デルタ航空、AMR傘下のアメリカン航空は、すべて成田空港に就航中。羽田空港が国際化に向け拡張するなか、米航空各社は成田よりも都心に近い羽田空港への就航を望んでいる。
 現在、米当局により羽田就航が認められているのはデルタ航空とアメリカン航空。
 デルタ航空はロサンゼルス─羽田便、デトロイト─羽田便の運航を2月に開始したが、震災後は運休している。運航再開は渡航がピーク期を迎える6月の予定。
 一方、ユナイテッド航空もデルタやアメリカンと同様、震災後に便数を削減しているが、デルタあるいはアメリカンが羽田便の運航から撤退した場合にすぐ就航できるよう準備を進めている。
 ユナイテッド側は当局に提出した文書で「現在、(羽田就航が認められた)航空会社が羽田便運航を断念した場合、代わりに運航する航空会社の選定が大幅に遅れることは避けられないだろう。これは需要の高い羽田便の損失に直接つながる」としている。

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羽田空港が国際化となり、都心へのアクセスが大変便利なため、多くの海外航空会社が羽田就航を望んでいる。
ユナイテッド航空もそのひとつのようだ。
羽田空港は国際空港として案内ナレーションも多言語となり、カウンターには注意事項が英語はもちろん、中国語翻訳韓国語翻訳されている。
成田レンタル携帯と同様に羽田レンタル携帯ももちろんあるのだろう。
旅行者にとって便利な空港へと日々変化している。

By MT

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