2011年8月12日金曜日

子どものような文字しか書けない大人が増殖中 米国

CNN.co.jp 8月11日(木)15時33分配信
(CNN) 10代の米人気歌手、マイリー・サイラス(Miley Cyrus)やジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の手紙には、その傾向がはっきりと見てとれる。手書き文字のひどさだ。有名人の「10代の自分への助言」を特集した本に掲載された2人の手書き文は乱雑で、筆記体のサインに至っては、かろうじて判読できる程度だ。

カナダの芸能記者ジャスティン・キング氏によれば、10代のスターたちの字が下手なことは業界に知れ渡っているという。キング氏は「30代以上の芸能人のサインはもっとずっと読みやすい。しかし、(10代の)若手世代に至っては、名前の頭文字と、サインにくっついているハートマークが読み取れればいい方だ」とこきおろす。

米国ではほとんどの州で筆記体が必修ではなくなった。約46州は筆記体を必修としない教育課程を採用。インディアナ州は先ごろ、秋から始まる新学期では、筆記体の必修を廃止し、代わってキーボード入力の習得を義務付けると発表した。

易しい筆記体の普及活動をしているジャン・オルセン氏は「文字を手で書くのを教えることを2年生でやめれば、2年生並みの文字しか書けない世代が出来上がる」と嘆く。米国はいずれ、子どものような文字しか書けない大人の国になってしまうのだろうか。独立宣言が読めなくなれば、その署名に込められた意味も理解できなくなるのだろうか。

コンピューターが普及する中、筆記体は読めなくても問題はないという意見はある。しかし、字が汚いと中身も良くないと読み手に思われてしまうことは研究でも示されている。米バンダービルト大学のスティーブン・グラハム教授は「字がへたな人は、思考の質までマイナスの評価をされてしまう」と警鐘を鳴らしている

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耳の痛い話である。
私もパソコンや携帯ばかりに頼り、字を書く機会すら少なくなっていると感じる。
漢字が読めても書けない。
自分でも情けないと思う。
筆記体は私が中学生の頃は必修であった。
しかし、知らなかったのだが、現在の大学生は筆記体は必修ではなく、書くことができないという。
ましてやアメリカで筆記体の必修を廃止するとある。
字にはその人の品格が表れていると思う。
教育課程を変えるのは簡単だが、その教育を受けた子供たちが将来困らないようにしてほしい。
まあ、英語翻訳する際に筆記体がなければ手間がかからなくなるのだろうか。
ところで、他の言語に筆記体というのはあるのだろうか。
ハングル文字は丸と線の組合せなのでないのではないか。
韓国語フォントは読みやすそうである。
変わったところでラオ語フォントはどうだろうか。
確かロシア語にも筆記体があったような。
ロシア語翻訳する際にはそこに注意する必要もある。

By MT

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